インプラント治療の料金に関しては、保険が適応されませんので、基本的には通常の病院代よりずっと高くなります。インプラント治療に関わる料金は医療機関が設定できるため(自費診療)、内容は同じでも料金はまちまちだったりします。
また、インプラント治療は基本的には審美目的ではなくインプラントそのものが装飾品というわけでもないので、医療費控除が受けられます。医療費控除とは、簡単に言うと所得に応じて支払った税金がいくらか戻ってくるというものです。これは、医療費にお金がかかっている人に対してできるだけ負担を減らそうという政府の方針といえます。
とりあえずここまでをまとめると
- 保険が効かないから高い
- 同じ治療内容でも医療機関によって料金が異なる
- 医療費控除の対象となる
歯は骨に埋まるような格好で刺さっています。インプラントは天然歯同様、アゴ骨に人工の歯を埋め込む治療です。日本語に訳すと人工歯根です。
インプラント治療は、根っこの部分であるインプラント本体+外側から見える冠部分(かぶせ物)+その二つをつなぐアバットメントという三つの部品を用いて行われます。それぞれの部品の素材でも料金が異なってきますので、医療機関に足を運ぶ際は、料金設定が総額なのかどうかをしっかり把握することが大事です。
インプラントの料金の相場
料金は以下の名目でかかってきます。(カッコ内の金額はだいたいの相場というか、平均的な料金だと考えてください。)
- 初診料、検査料(5万円程度)
- インプラント本体(20万円程度)
- かぶせ物(10万円程度)
- アバットメント(5万円程度)
- 手術代(7万円程度)
上記を単純に合計すると47万円となります。
一本あたりでこの料金になりますが、一般的には本数が増えるごとに一本あたりの料金は安くなっていくと思います。ただ、いっぺんにたくさんやったほうが安上がりだといって比較的健康な歯を抜く誘惑が生まれたとしても、そのあたりは慎重になってほしいと思います。インプラント治療は優れた治療法ですが、天然歯を超える完璧なものではありません。
顎骨が弱く、そのままではインプラントを埋め込むことが困難であるかあるいはいずれ深刻な問題が生じる可能性がある場合、土台である顎骨を強化する手術が別途必要になってきます。この手術は症状によって料金が大きく異なります。0~20万円程度でしょうか。
料金のみならず、インプラントの治療には保証期間がついている場合が多いです。インプラント手術はそのときは成功したように見えても、天然歯と違い後から不具合が出てくることがあるからです。3年保証とか10年保証とか医療機関によってさまざまですが、保証がついてないと治療後に再び高額の料金を支払うハメになる可能性がありますので注意です。保証の内容もしっかりとチェックしておくべきでしょう。
ちなみに失敗したインプラント(インプラント失敗とか想像しただけでも頭が痛いですが・・・)を除去する手術は保険が適用されます。(たいていの場合は契約時に「失敗した時は無料で除去します。ただし裁判で争うことはしません」みたいな約束を医療機関側から要求されるのではないでしょうか。)